みなさんは年賀状を毎年書いていますか?
最近は年始の挨拶もメールやLINEで済ませてしまう人が多いですが、やはり毎年改まって年末にメッセージを書き、年が明けるとポストに届く昔ながらの年賀状の文化が私は好きです。
でもやっぱり年賀状、いろいろと嫌な面もありますよね。
たとえば毎年たまりにたまっていく年賀状の束。
スマホ一つで場所をとらないメールやLINEに比べて、年賀状はけっこう場所をとってしまうものです。
処分しようと思ってもなんだか頂き物は処分しづらいのが現実。
みんなはどうしているのか気になりませんか?
今日は年賀状の処分について書いていきます。
年賀状は保管する派?それとも処分派?
まずは一般的な意見をみてみましょう。
「お焚き上げどっとこむ」が行った100人対象のアンケートでは、年賀状をとっておくか捨てるかの質問に対して、全部または一部をとっておくと答えた人が48%、全部捨てる人が52%でした。
半数の方が年賀状をすべて捨てているという結果に、私は正直とても驚きました。
たぶんこの記事を読んでいる方のほとんどが、年賀状をとっておく必要はないが捨てるのは悪い、、、という感じに悩んでいらっしゃるかと思います。
でもこれだけの人が捨てているとなると思うと、捨てることに対する罪悪感がなくなりますね。
最近は物を大事にするというよりも、断捨離していこうという考え方の方が強い気がします。
住所などのデータも昔とは違いパソコン一つにまとめておける時代です。
ですので、場所をとってまで年賀状を保存しておく必要はないのかもしれません。
年賀状の処分 風水的にはどうなの?
実は風水的には、年賀状などの手紙をとっておくのはあまりよくないといわれています。
具体的に、発展運や仕事運に悪影響がある、現在の良い運気を吸収しなくなるそうです。
風水的な考えでいくと自然にあるものにはすべて気が宿るとされています。
その考え方であると、不要になったものや使わないものは陰気が漂ってしまうので、年賀状もその対象になってしまいます。
とはいっても、年賀状をもらってすぐに捨てるわけにはいかないですよね。
捨てる期限としてふさわしいのは春分の日です。
春分の日から新しくはじまり、それまでに不要なものは捨てましょうという考えがあります。
ですが春分の日は3月なので、せっかく頂いた年賀状をあっという間に捨てなきゃになってしまいますね。
捨てるのが早すぎるなと思う方は、1~2年保管して捨てることをおすすめします。
年賀状の処分の方法(家庭外編)
年賀状は住所、名前、さらに家族写真や電話番号まで、とにかく個人情報がたくさんのっています。
むやみやたらに捨ててしまって、のちのち嫌なことが起こってしまったらとんでもないことです。
ここでは、年賀状の正しい処分する方法について書いていきます。
先にお話ししておきますが、2003年までは郵便局に「使用済みはがきの回収箱」が設置されていて、年賀状を回収して処分してくれるようなサービスがあったのですが、いまはもうそのサービスはやっていないので、他のやり方を説明していきます。
ローソンの個人情報書類回収ボックス
ローソングループのナチュラルローソンの一部店舗に個人情報書類回収ボックスというものが設置されているのをご存知でしょうか。
ここには個人情報が記載されている郵便物、ダイレクトメール、クレジットカードの明細などいままではごみとして処理されていたものを、セキュリティに配慮しながらもトイレットペーパーや再生段ボールなど再生商品をつくる再生原料にしてくれます。
個人情報が記載されている書類の処理ですが、企業などはリサイクルに力をいれていますが、なかなか個人ででた書類はリサイクルされず、ごみとして捨てられるのが現状だったので、一度は利用してみたいとてもすばらしい社会貢献活動ですね。
個人情報書類回収ボックスを利用する場合は輪ゴムやクリップをつけたままださないように気を付けてください。
お焚き上げで燃やす
神社やお寺で焼いてもらう方法です。
年賀状もお守りやお札のように感謝の気持ちを持ってお焚き上げで燃やしてもらう方もいます。
しかし、神社やお寺によっては、年賀状のお焚き上げを受け入れていない場合もあるので、事前に確認してから持っていくようにしましょう。
もしお近くに年賀状のお焚き上げを受け入れてくれる場所がなければ、楽天市場でもお焚き上げをしてくれる「思い出梱包セット」いうものが販売されています。
毎日お経をあげて届いた品を供養してくださるサービスです。
キットを購入し、郵送でやり取りできるので、遠方に出向く手間を省くことができますのでそのまま捨てるのが気になる方には良いサービスだと思います。
年賀状の処分の方法(家庭内編)
次にご家庭内で年賀状を処分していく方法について書いていきます。
燃えるゴミとして処分する
一番簡単な方法です。
普段通りの指定された燃えるゴミの日に年賀状も捨てましょう。
古紙回収で処分する
意外と知られていないのですが、普通の紙も指定の曜日にごみ屋さんが回収してくれます。
自治体によって回収日は異なるのですが、新聞紙や雑誌、段ボールの回収と同じ日の場合が多いです。
私も新聞紙、雑誌、段ボールはよく出すのですが、古紙回収は出したことがありませんでした。
年賀状ははがきなので“雑がみ”という種類になるのですが、この雑がみにはほかにもチラシやノート、紙袋やティッシュの箱、トイレットペーパーの芯なども含まれます。古紙も大切な資源です。
今まで燃えるゴミとして捨てていた方は、古紙回収にぜひだすようにしてみてください。
年賀状の個人情報対策
年賀状を処分するとき、特にご家庭で処分する場合は個人情報を隠すように気をつけなくてはいけません。
個人情報の隠し方をまとめていきます。
シュレッダーにかける
一番定番なやり方です。
年賀状は枚数が多いので少し時間をとりますが、シュレッダーにかけると見えなくなるので個人情報を隠すことができます。
油性マジックで消す
我が家では普通郵便でもこの方法を使っていますが、個人情報が記載されている部分だけ黒の油性マジックで塗りつぶして、隠すようにしましょう。
太い油性マジックを使えばそこまで時間もかからないのでおすすめです。
ガムテープでまく
これも手間がかからず、材料費もかからない方法です。
年賀状の束の周りをそのままガムテープでぐるぐる巻きにします。
捨てるときにばらばらになることもないので、持ち運びも楽ですね。
#一日一捨
— ひーず (@hixizu) January 28, 2020
2016年までの年賀状。
保管ケースが4年分しか入らないから新しい物が入れられなくなってた…期限を決める事も必要かも…と、思い切る。
一般的には何年保管するんだろ??
シュレッダーが無いので、ネットで見た方法、ガムテープでグルグル巻き。 pic.twitter.com/JhcT1GTWIa
個人情報保護スタンプを使う
会社などで使われているのをよく見ますが、この個人情報保護スタンプを使うと文字が見えなくなるので、個人情報を隠すことができます。
ですが、私個人的には一枚一枚扱う手間は変わらないので油性マジックで隠す方法で年賀状程度でしたら十分かなという風に思います。
運気アップを願って年賀状の処分の日にやる事
個人情報を隠したうえで、年賀状の処分のときに風水的にやった方が良いことがあります。
それは処分する日に玄関かリビングに赤い花を飾りましょう。
赤い花を飾ることで、人間関係がよくなり、出会いに関する運があがります。
それでもやっぱりとっておきたい年賀状の保存方法
場所や風水的に問題があっても、やっぱり親しい友人や親せきから送られてきた、手の凝ったものや写真がのっているものはとっておきたいという方もいらっしゃいますよね。
そんな方におすすめの年賀状の保存の方法をご紹介します。
ガムテープで製本して保管する
ここでもガムテープが大活躍!
製本には布ガムテープがおすすめです。
年賀状の縦の幅の長さに切った布ガムテープを粘着面を上に置き、そこにそろえた年賀状の束をグッと押し付けるだけです。
年賀状からはみ出たガムテープを切って製本完成です。
パラパラめくれて見やすくなりますよ。
1枚だけ必要な時は中から1枚だけはがして、また戻すことも出来るから便利です。
毎年、年賀状は厚紙で挟んでガムテープで製本めいたことして保管してる。文庫本と一緒にスッキリ並べられるから超オススメ pic.twitter.com/2RwCW9eiWN
— はいかイエスかちゃんし (@chanshi_dqx) January 8, 2019
スキャナーで保存する
スキャナーで取り込んで電子化すると場所も取らないし、年賀状そのものは処分してしまえば風水的にも問題はないです。
最近のスキャナーはかなり機能が良くなっているので、年賀状やほかのものでもなかなか書類を捨てることができない方はスキャナーの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
通気性の良い箱にいれて保存する
こちらの方法は場所をとる問題は解決していませんが、風水的な解決方法です。
通気性の良い素材の箱にいれて、日当たりの良い窓側において保存しておくと風水的に良いです。
書き損じはがきは郵便局で交換しましょう
年賀状を書くときに失敗してしまって、相手に送ることができなくなってしまったはがきってありませんか?
これを「書き損じはがき」というのですが、この書き損じはがきは手数料を払えば、切手や普通郵便はがきと交換してもらえたり、期間内であれば新しいはがきに代えてもらえたり、お年玉付き年賀はがきの対象になったりします。
買いすぎてしまった未使用のはがきも同様に交換できますね。
買いすぎてしまった場合は、年賀の文字を二重線で消せば普通はがきとして使うこともできます。
ほかにも最近はユニセフやNPO法人に寄付することもできるようになっています。
どうせ捨ててしまう予定だったはがきで人を助けることができるなんて!
書き損じはがきや未使用のはがきはすぐに捨てずに自分に合った方法で処分しましょう。
まとめ
やってみよう!と思う年賀状の処分方法はありましたでしょうか?
ただ処分するにしてもリサイクルにだすことで、ごみになる予定だった年賀状が再生資源に変わったり、寄付につながったり。
どうせ捨てるのであれば役に立ってほしいものです。
昔のような年賀状の出し合いの文化は薄れてきてしまいましたが、一年に一度相手を思い時間を費やすことはとても良いことだと思います。
たしかに面倒な一面もありますが、年をとればとるほど繰り返しの毎日になってしまうものです。
めんどくさがらずに今年も一年の終わりとはじまりをつなぐ年賀状を書いてみてはいかがでしょうか。
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