商売繁盛を願い酉の市やお正月に神社で買ってくる熊手。
農業で使う熊手が発祥で、枯れ葉を掻き集めるように金運や幸運を集める意味で飾られます。
いつまで飾るのが正解か知っていますか?
熊手を飾る時の縁起の良い方角とお役目を終えた熊手の処分方法もご紹介します。
縁起物の熊手はいつまで飾るの?
商売繁盛を願う熊手は一年中飾ります。
しめ縄のようにお正月期間だけというものではないんですよ。
通常1年で買い替え、新しい熊手と交換します。
熊手も大中小と色々な大きさがありますが、最初は小さな熊手を買うのが鉄則。
小さいものを買って世帯や会社の規模に合わせて徐々に大きいものに買い替えていくのが理想です。
張り切って毎年大きな熊手に買い替えるのは良いのですが、大きな熊手って案外邪魔になってきたりします。
大きい熊手から小さな熊手にするのは福徳も下がってしまうと言われていますので、頑張って高額な大きな熊手を買うと翌年からは大きさを落とせず熊手貧乏になることもありますのでほどほどに…。
置き場所の関係でこれ以上大きくできない場合、毎年同じ大きさの熊手を買い続けるのはもちろん大丈夫です。
縁起物の熊手はどこで買える?値段は?
熊手を買う場所は11月に全国の神社やお寺で開催される酉の市が有名です。
でも酉の市に行けない方は神社でも売られています。
楽天市場などの通販でもたくさん売られています。
酉の市や通販で購入できる縁起物としての意味合いが強く、神社で買う熊手はお守りやお神札となります。
熊手は商売繁盛なのでお店や会社関係の方しか購入しないと思われがちですが、一般家庭でも繁栄を願って買っても良いんですよ。
私は毎年初詣の時に古い熊手をお返しし新しい熊手を購入します。
熊手の値段は高さ30cm以内の小さいものだと1,000円台からありますし、大きな熊手となると人の背丈ほどあるような巨大な熊手が数十万円で売られています。
楽天市場でも大小さまざまな熊手が売られていて、一番大きな熊手は宮地嶽神社の超特上熊手でお値段なんと60万円!!!
すごい迫力の熊手です。
|
縁起物の熊手を飾る方角
熊手を飾るなら一番効果的な場所や方角が良いですよね。
熊手を飾る時のポイントは、
✓ 熊手の正面を南か東に向けて飾る(北向きには飾らない)
✓ 玄関に飾る時は熊手の正面が入り口に向いているように飾る
どこに飾る場合でも神棚の様になるべく高い位置に飾るのが良いといわれています。
厳格なルールはないのですが、北向きだけは避けて熊手を見上げるように飾りましょう。
縁起物の熊手の処分方法
酉の市や通販で買った熊手は単に縁起物ですので、
・酉の市の「熊手納め所」に納める
・お住まいの自治体の基準でゴミとして出す
神社で買った熊手はお神札として扱うので、
・神社の「お礼納め所」に納める
・毎年1月15日前後に神社で行われるどんど焼きで焼いてもらう
このように処分すると良いです。
まとめ
縁起物の熊手は1年中飾ることができます。
初めて買う時は小さい熊手にし、徐々に大きな熊手を買いましょうね。
店舗や企業だけでなく一般家庭でも子孫繁栄を願って飾ることができます。
1年飾った熊手は縁起物の意味合いが強ければゴミとして出せますが、神社で購入した熊手はお神札として神社に持っていきましょう。
コメント