色々な場所のお掃除に使える万能な洗剤として人気のオキシクリーンですが、洗濯機に使うと壊れるという話があるようです。
洗濯機の掃除にオキシクリーンを使うと壊れるの噂の真相と失敗しない使い方を調べてみました。
オキシクリーンで洗濯機は掃除できる？
そもそもオキシクリーンで洗濯機をお掃除できるのか、オキシクリーンの公式サイトを確認してみました。
お湯を高水位まで入れた洗濯槽に、オキシクリーンを溶かして5分程度回した後、最大6時間までオキシ漬けする。途中、浮いてくる汚れはネットなどで取り除く。オキシ漬け後は、通常の洗濯コースを行う。
※ステンレス槽の長時間にわたるオキシ漬けは、変色する可能性がありますのでご注意ください。
このように書いていましたので、間違いなく洗濯機のお掃除にオキシクリーンを使っても大丈夫のようです。
ではなぜオキシクリーンで洗濯機が壊れるという話があるのでしょうか？
オキシクリーン公式サイトで洗濯機の使い方で紹介されている画像がこれ。
画像引用：オキシクリーン公式サイト
縦型の洗濯機ですね。
もしかしたらドラム式洗濯機では使えないのでしょうか？
ドラム式洗濯機でオキシクリーンは使える？
オキシクリーンはつけ置きしておくだけで奥のカビや汚れを浮き上がらせる洗剤なので、縦型の洗濯機には最適です。
でもドラム式洗濯機の掃除にはオキシクリーンは不向きという事がわかりました。
その理由をご紹介します。
■オキシクリーンが行き渡らない
ドラム式洗濯機は洗濯槽が斜めに傾いているので、オキシクリーンのつけ置きには向いていません。
下側にだけオキシクリーンが溶けた水が溜まるので全体を綺麗にすることはできません。
■カビや汚れを取り除けない
オキシクリーン公式サイトでも「途中、浮いてくる汚れはネットなどで取り除く」と書かれていますが、ドラム式洗濯機では途中で扉を開けられないのでこの作業ができません。
排水が終わって扉を開けるとこの浮き出た汚れが洗濯槽内に大量に付着していたり、詰まりの原因にもなるようです。
それを洗いすすぎ流す作業が大変です。
■自動で排水してしまう
ドラム式洗濯機は泡を検出すると自動的に排水してしまう特徴があります。
オキシクリーンは酸素を出し泡が出るので排水されてしまい汚れを落とすことができません。
オキシクリーンの分量を間違えると排水で追い付かないほど大量の泡が立ってしまうこともあります。
そうするとドアの隙間や糸くずフィルターなどから泡が溢れたり、泡センサーが誤作動を起こしてすすぎが終わらなくなる、などのトラブルにつながることもあります。
■ドラム式洗濯機で泡立つ酸素系漂白剤の使用は推奨されていない
そもそもドラム式洗濯機で泡立つ酸素系漂白剤の使用はメーカー推奨されていないようですので、失敗して壊れても自己責任になってしまいます。
ドラム式洗濯機をお使いの方は取り扱い説明書で確認してみることをおすすめします。
ドラム式洗濯機の洗濯槽の掃除はどうする？
どうしてもオキシクリーンが良いのであれば、ドラム式洗濯機掃除用のオキシクリーンが売られていますので、そちらを使う方が失敗なく安全に掃除できます。
ドラム式洗濯機には塩素系の洗濯槽クリーナーを使うと汚れがよく取れます。
ドラッグストアでも売っていますのでドラム式洗濯機専用の洗剤を使うと良いですよ。
1か月に1回程度がカビ取り掃除の目安です。
まとめ
オキシクリーンで洗濯機を掃除すると故障する可能性があるのは、縦型の洗濯機ではなくドラム式洗濯機です。
✓オキシクリーンが行き渡らない
✓カビや汚れを取り除けない
✓自動で排水してしまう
このような理由で故障する可能性があります。
ドラム式洗濯機で泡立つ酸素系漂白剤の使用は推奨されていないので、あえて危険を冒さずドラム式洗濯機用の洗剤を使ってくださいね。
コメント