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【お葬式の花の持ち帰り】 どこに飾る?どう扱うのが正解?

生活
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人生には、いくつかの節目があるものです。

 

生きていくうえで、何度か参加するセレモニーには『こうしたほうがいい』とか『これはマナー違反だよね』など守らなければならないマナーなどが、かなりあることに気づきます。

 

その中でもけっこう知らないことが多いのが、『お葬式』のマナーなのではないでしょうか?

 

身近な人とのお別れの席で、失敗やマナー違反はしたくないものだし、かといって、年齢を重ねてしまうとなかなか人には聞けないもの…。

 

そこで、わたしが最近経験したときに知ったことをご紹介します。

 

お葬式でもらったお花はどうする?

 

結婚式のようなお祝い事でいただくお花なら、いくらたくさんもらっても、『幸せのおすそわけ』という気分で友人などに配ることもできますがお葬式でもらったお花は、なかなかそうはいきませんね。

 

ならお葬式で使われたお花は貰ってこなければいい

 

と思われるでしょうが、葬儀社の人に『ご供養ですから…』とか、『できるだけたくさんもらってください』などといわれてしまうと、貰ってこないのが悪いことのような気分になってしまいます。

 

じっさいにわたしはなりました…。

 

そのため、花束にして3つから4つほどもらって帰ってきたでしょうか。

 

では、貰ってきたお花はどうすればいいのか!?

 

飾るのか?燃やすのか?それともほかに方法はあるのか?

 

気になりますよね。

 

そして今回、わたしがお葬式でもらったお花に対して2つの事をしました。

 

自宅にお仏壇がある人に事情を話してもらってもらう

 

最近は、年齢の若い夫婦だけだったり、核家族だったりして自宅にお仏壇がない家庭も多いものです。

 

しかし、たとえ自宅にお仏壇があっても、葬儀のお花は嫌がられてしまうこともあると聞いたので、まずは『お葬式で使われたお花』であることを伝えて、それでも『いいよ』といってくれた人にだけ渡しました。

 

それでも、その時点でまだ半分以上残ってしまっていました。

 

自宅にも飾りましたがそんなには飾りきれません。

 

そのあと、2つめの方法に移りました。

 

お世話になっていたお寺に持っていった

 

これは、ほかの人に聞いたことでしたが、自分でも『なるほど…!確かになぁ』と思いました。

 

仏様のもとに旅立っていった人のために、お供えしてもらう、ということになるので、間接的にではありますが、供養にもつながるかな?という思いもあってわたしはお寺にお花を届けました。

 

お寺の関係者の方にも、『しっかり合掌させてもらうね』といっていただけたので、少し、ホッとしました。

 

今回お花を持って行ったお寺さんは、わたしと今回亡くなった人とのつながりがとても強いところだったこともあり、あえてそこにしました。

 

故人の菩提寺となるお寺との兼ね合いや宗派など、気にしだしたらキリがないので、今回はあんまり考えませんでした。

 

たまたま、同じ宗派のお寺さんだったもので…。

 

花の持ち帰り 断りたい時はどうする?

 

私は今回御供養になりますから、と言われて断れずに持って帰ってしまいましたが、持ち帰った後の取り扱いに本当に困る方はしっかりとお断りしなければいけません。

 

そんな時は、

 

・自宅に着くまでに萎れたらかわいそうだから

 

・家族に花のアレルギーがあるから

 

といった遺族の方々に配慮した断り方をするのがマナーですね。

 

 

お葬式の花の持ち帰り 肯定的な意見

 

地域によっては葬儀の花を持ち帰ることは当たり前と考えるところもあるようです。

 

私の友人の地域では参列者がお花を頂いて帰るのが当然なんだそうです。

 

仮に自分の親が亡くなった時にご近所の方々がお花を持って帰ってくれなかったら寂しいと感じる、と。

 

また飾るのは仏壇以外ならどこでも良いそうで、ただお線香の匂いがしてくるので仏間に飾るとの事でした。

 

また長生きされた方のお葬式の花はある意味『縁起物』、仏様にお供えした花は仏様の功徳をいただけると考え皆さん持って帰るようです。

 

お葬式の花の持ち帰り 否定的な意見

 

死は穢れあるものとして否定的な考え方が多いのもまた分かります。

 

お葬式から帰ったら玄関で塩をかける、というのも穢れを落とす意味ですね。

 

お葬儀の花は縁起が悪い、死に関わるものを持って帰りたくないと考える方も多くいらっしゃいます。

 

お葬儀の花の考え方に正解不正解はありません。

 

ご自分の心がどう感じるかが大切で心の声に従うのが正しいと思います。

 

香典と供花(きょうか)はどうやって手配する?

 

これも、なかなか人に聞けない重要ポイントだと思います。

 

あまり参列したことのない場合だと、『どのくらいの金額を包むの?』とか『葬儀に出すお花はどうするのか?』など、疑問はたくさんあると思います。

 

まずは、『香典』についてですが、イメージとしては

 

・個人名で出す

 

・故人との関係性によって金額が変わる

 

などでしょうか。

 

今回わたしが知ったことで驚いたのは、ひとつの家族につきひとつ用意するというものでした。

 

個人でそれぞれ出すものと思っていたので、これは意外でした。

 

他に知ったことは、未婚の人や未成年者の場合は親の名前で香典を出すだけでOKということ。

 

もちろんこれは、一緒に住んでいることが前提にはなりますが…。

 

わたしの例でいうなら、我が家は父・わたし・娘の3人家族なので、この場合、香典は父の名前でひとつ出すだけでいいということになります。

 

ちなみに家族の中でも上記のような対応ができるのは、『未婚の人』に限られるようです。

 

わたしがまだ20代半ばの頃に、同級生の葬儀に参列したときには、香典も供花も、喪主さまから辞退の申し出があったことを思い出しました。

 

その理由は、『婚姻前の未来ある人達だから…。』というものでした。

 

今にして思えば、いろいろなことを気遣ってくださったのかなぁと思います。

 

供花(きょうか)と花輪の違いとは?

 

わたしも今回のことで知ったのでご紹介するのですが、供花と花輪の違いについて、です。

 

供花とは、一般的には祭壇の左右に飾られる生花のことを指し、花輪とは、葬儀の会場外に飾られている造花のことを言います。

 

呼び方が違うのは今回初めて知りました。

 

供花や花輪に関しては、基本的に葬儀社に連絡して手配してもらう方がマナーとしてはいいようです。

 

間違っても喪主になる人に手配してもらう、なんていうことがないようにしましょう。

 

お葬儀のお花の取り扱い方のまとめ

 

あまり参列することがない『葬儀』ですが、知っておいて損はない情報だったかなと思います。

 

・葬儀の花の持ち帰りは個人・地域により違う

 

・正解不正解ではなく自分の心に従う

 

・お断りする時は遺族に配慮した断り方で

 

葬儀のあとにいただいてきたお花の取り扱い方は人それぞれで今回わたしがした方法がすべてではありません。

 

一番いいのは、『故人を偲んで思い出を共有できる方法を選ぶ』ことではないかと思います。

 

わたしは、『サヨナラじゃないよ、またね』という気持ちでお花に向き合いました。

 

こういう考えでお花に向き合う人もいる、ということを知ってほしくてご紹介しました。

 

お別れは、近しい人や身内などであれば悲しみもひとしお…。

 

ですが前を向いて生きることが供養にもなると思うので頑張っていこうと思います。

 

 

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