「お腹いっぱいに食べるより腹八分の方が健康にいい」
よく聞きますね。
腹八分に医者いらず、なんて言葉があるくらいです。
昔の人も知っていたのでしょうね。
ではそもそも腹八分目ってどうやって決まるのでしょうか?
そして腹八分目から得られる効果についてみていきたいと思います。
腹八分目とは
腹八分目とは、お腹いっぱいになるまで食べずに、8割程度の食事の量で抑えるという意味です。
自分の感覚なので分かりにくいですよね。
抑えて食べたつもりが後から満腹中枢が刺激されて腹八分目のつもりがけっこう満腹になっていた、なんてことも多いです。
慣れてきたらゆっくりそして少なめに食べながら満腹中枢が刺激されるのを待っているととかなり食事の量が抑えられるようになります。
腹八分目の効果
・細胞の老化を遅らせる
・がんや動脈硬化による血管障害の予防
・糖尿病などの生活習慣病の予防
・アンチエイジング効果
・食事の量が減るので食費も抑えられる
腹八分目にすることで胃や小腸、大腸などの消化器官にかかる負担が減ります。
食べ過ぎて翌朝まで胃がもたれた経験はありませんか?
夜遅くに食事をした時は、自分は寝ていても消化器官はしっかり動いていますので休む時間がありません。
消化器官もしっかり休ませましょう。
腹八分目に抑えるコツ
お茶碗を小さいものに変える
大きなお茶碗だとついたくさんよそってしまいがちです。
お茶碗を一回り小さなものに変えると、今までよりも少ない量でも多くよそっているように見えます。
これでご飯のカロリーが抑えられます。
よく噛む
早食いの人は満腹中枢が作動する前にお腹いっぱい食べてしまいがちなので満腹と感じた時にはもう遅いんですね。
早食いを抑えるために、まずは一口食べたらよく噛む習慣をつけましょう。
良く噛むと消化にもいいですよ。
満腹中枢が反応しだすので、食事を始めてから約20分後だと言われています。
早食いの人だともうかなりの量を食べて満腹になっている時間ですよね。
ゆっくり食事をすることで今までよりも少ない食事の量で満腹中枢が刺激されますので、腹八分目でちょうどよくなっていきます。
腹八分目で満足しない初期に行うといい事
腹八分目で終わらせようと思っても初日からうまくいく人は多くないでしょう。
今まで本当に満腹になるまで食べていたので、目の前にある食事の量が少ないとなんだか満足しないな、と思う方はもしかしたら食後すぐにお菓子に手をつけてしまうかもしれません。
そんな方はまず「野菜」を食べて胃を満腹にしてください。
日本人は野菜摂取量がかなり少ないと言われています。
野菜でお腹をふくらませて栄養をとってください。
特にキノコ類ですとカロリーも低くお通じもよくなるのでおすすめです。
食材は大きめに切る
たとえば煮物の野菜が大きかったら噛む時間が増えますよね。
しっかり噛むことに時間をかけ、ゆっくり食べながら満腹中枢が刺激されるのを待ちましょう。
水分をとる
食事中お茶を飲んだり、お味噌汁やスープを1品加えるとお腹が膨らみます。
小鉢を多くする
おかずは小さなお皿にいれなるべく品数を多くします。
少しの量でもおかずが入っているお皿が多いとこんなに食べていいんだ、と食事の前から満足感を得られます。
視界から入る情報もとても大事ですよ。
食事に集中する
目の前の食事に感謝しながら食事だけに集中して食べてみてください。
例えばテレビを見ながら、携帯を見ながら食事をしていると、つい良く噛むことも忘れ気づけば満腹になるまで食べてしまった、ということになりがちです。
ながら食べは食べ過ぎの原因になりますので注意しましょう。
カロリーを抑えてもっと健康に
毎回の食事でのちょっとしたカロリーオフがじわじわと効いてきます。
下記の例を参考にしてみてください。
カツ丼→親子丼に変更
カルボナーラ→明太スパゲティ
フライドポテトMサイズ→フライドポテトSサイズ
コーラ→ダイエットコーラ
こんな感じで毎回少しづつカロリーを減らすことが後の大きな結果につながります。
腹八分目とカロリーオフのW効果でスリムな体を手に入れましょう!
腹八分目のコツを掴んで健康&美容効果を手に入れよう まとめ
腹八分目はいい事いっぱいでしたね。
30歳を過ぎたら腹八分目、40歳を過ぎたら腹七分目がいい、なんてことも聞きます。
食べ過ぎをなくし内蔵に負担をかけないことが生活習慣病やアンチエイジングにいいんですね。
実践するのは簡単です。
挫折してもいいじゃないですか。
付き合いなどでお腹食べてしまったらまた次の日から腹八分目生活をすればいいんです。
さあ今日から腹八分目生活を始めましょう!
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