2025年4月5日よりNHK Eテレで放送開始されたアニメ『アン・シャーリー』。
放送直後から、SNSで批判投稿が目立っています。
『アン・シャーリー』が炎上した理由をまとめました。
アニメ『アン・シャーリー』について
■あらすじ
孤児院から老兄妹マシュウとマリラが住むグリーン・ゲイブルズにやってきた11歳の赤毛の少女アン・シャーリー。豊かな想像力と明るさとまっすぐな心で周囲を変えていく。(全24話)
NHK公式サイトより
『アン・シャーリー』の原作は、カナダの作家L・M・モンゴメリによる名作『赤毛のアン』。
『アン・シャーリー』は原作の『赤毛のアン』だけでなく、その続編である『アンの青春』『アンの愛情』までをカバーし、さらにオリジナルエピソードも描かれる予定です。
赤毛のアンのアニメ『アン・シャーリー』が炎上の理由は?
『アン・シャーリー』が批判炎上している主な理由は、
・現代的なアレンジへの反発
・高畑勲版との比較
それぞれ見ていきましょう。
炎上理由① 原作とかけ離れている
新たに制作されたアニメ『アン・シャーリー』は、『赤毛のアン』シリーズ全体からエピソードを採用しつつも、多くの独自の要素を盛り込んでいます。
このオリジナル性が、原作ファンの間で
と批判を呼んでいます。
原作に存在しないエピソードやキャラクターの設定変更について、「作品の本質が失われてしまった」と感じている人もいるようです。
特に、
この点に批判が多いです。
原作『赤毛のアン』では、
アン自身が「赤毛の人間はピンクの服を着るべきではない」
と話しているからです。
原作『赤毛のアン』では、
ダイアナは黒い髪と黒い瞳、バラ色の頬だからです。
原作『赤毛のアン』では、ギルバートは黒髪の少年として描かれていて、
アンが憧れる「美しい黒髪」の象徴だからです。
炎上理由② 現代的なアレンジへの反発
原作においてアン・シャーリーは、
「豊かな想像力で現実を詩的に捉える少女」
として描かれていました。
しかし新作ではその要素が薄れていると感じる人が多いようです。
「自己実現」や「個人の自由」といった現代的な価値観が強調されるキャラクターに変化しているとの声があります。
現代的な解釈を加えたことが、一部のファン層にとって物語やキャラクター像が受け入れ難いようです。
炎上理由③ 高畑勲版との比較
1979年の高畑勲版『赤毛のアン』は「世界名作劇場」として放送され、多くの賞を受けるなど高く評価されました。
原作に忠実でありながら、細かい描写や詩的な演出が特徴です。
高畑勲版は全50話でアンの成長や人間関係をじっくり描いており、その深みが魅力とされています。
一方、『アン・シャーリー』は24話でテンポが速く、「深みが足りない」と感じる声もあります。
・高畑勲版のすばらしさを再認識した
このような声があがっていました。
赤毛のアンのアニメ『アン・シャーリー』が面白いの声も!
アン・シャーリー役を演じる井上ほの花さんの自然な演技が高評価を受けています。
との声が多く、視聴者を物語に引き込む力を持っています。
アン特有の語り口や感情の表現力も好評です。
また、作画や背景美術はプリンス・エドワード島の自然や物語の雰囲気を見事に再現しており、映像の美しさも魅力。
さらに、オープニングテーマ「予感」とエンディングテーマ「heart」が、
と評価されています。
原作ファンからも「新解釈が加わっていてもアンらしさが保たれている」と支持され、「現代のアンの姿」と感じられるとの声もあります。
まとめ
赤毛のアンのアニメ『アン・シャーリー』が炎上の理由についてまとめました。
『アン・シャーリー』が批判炎上している主な理由は、
・現代的なアレンジへの反発
・高畑勲版との比較
ですが、「現代のアンの姿」として受け入れている肯定的な方も多くいます。
これからの放送でどのように評価が変化していくのかが楽しみですね。
今後も注目していきましょう。