ラグビーワールドカップが開催されていますね。
ワールドカップでラグビーの試合を始めてちゃんと見るという方も多いのですが、ユニフォームの背中(首の下)にある四角い膨らみは何?
何か入ってるの??
という疑問の声が挙がっています。
もしかして保冷剤??
なんて声もありましたが、背中の膨らみに入っているのは「GPS」です。
なぜGPSが背中に取り付けられているのかについて説明します。
ラグビーのユニフォームの背中(首下)にある四角い膨らみはGPSトラッカー
ユニフォームの背中の膨らみに取り付けられているのは、正式には「GPSトラッカー」という小型の装置です。
GPSトラッカーでは、各選手の位置や走行距離、スピード、心拍数などが記録できます。
少し前はスポーツブラのようなタンクトップ(専用ベスト)に取り付けられていて、選手はそれを着用してからユニフォームを着ていましたが今はユニフォーム本体に取り付けることができるようですね。
・移動した合計距離や時間
・一定の速度以上で移動した距離
・最高速度
などが計測されてメンバーの動きが一目瞭然!
ラグビーでは衝撃の回数や跳躍の回数なんかも計測されるそうです。
すごい時代になりましたね!
これは練習の時から装着されています。
データが見えることで、同じポジションの選手と比べることができごまかしがききません。
ラグビー日本代表はこのGPSデータを活用してチームを強化したと言われています。
それにしてもラグビーのあの衝撃や汗でも壊れないなんて感心します。
GPSトラッカーはラグビーだけじゃない!
このGPSトラッカーを使っているのはラグビーだけではありません。
サッカーや野球、アメリカンフットボールなど、なんと50種類以上ものスポーツでGPS装置が活用されています。
またマラソンでは腕に装着するウエラブルデバイスが同じようにGPS装置として活用されています。
もうプロの世界では情報を数値化して活用することが当たり前になっているんですね。
多くのデータが蓄積され分析することで、パフォーマンスの向上だけでなく、どのような時に怪我や負傷が多いのかも解析されています。
一昔はGPS装置を導入するのは数百万単位だったそうですが、今では割と安価な商品も発売されていたりレンタルすることができます。
Jリーグのユースやサッカーの強豪校でも導入されている学校が増えてきています。