藤原竜也さん主演の「22年目の告白」。
残虐な殺人事件、時効のトリックだけでなく大どんでん返しが待ち構えている見ごたえのある作品です。
すべてが解決してからたくみ(藤原竜也)が空港へ向かうシーンでは、
拓巳はどこへ向かったの?
拓巳が向かったのは海外か?
旅だった理由は何?
という声が多くあがりました。
拓巳が向かった先と旅立った理由について考察しました。
22年目の告白 たくみは最後どこへ行った?
事件が無事に解決した後、拓巳(藤原竜也)は牧村(伊藤英明)と空港へ向かいます。
拓巳がどこへ行くか行先は名言されませんでしたが、空港が「国際空港」であることから海外へ向かうことが示唆されています。
あれ?戸籍なかったんじゃないの?パスポートは?という疑問は置いておきましょう。
「里香の命日には帰ってきます」と言い残して搭乗口に向かいましたので数か月の滞在予定のようですね。
ちなみにロケは中部国際空港「セントレア」で行われました。
22年目の告白 最後たくみが海外に旅立った理由は?
映画では拓巳が海外へ行く理由の説明はありませんでしたが、小説では拓巳が海外に行く理由を、
「ほとぼりが冷めるまで海外に姿を隠す」
と説明しています。
日本国中を巻き込んだ大芝居でしたのでどこに行っても有名人です。
一度祀り上げられた人間が落ちてしまうと日本では暮らしにくいでしょうからほとぼりが冷めるまで海外に滞在するというのは真っ当な理由だと思います。
ですがちょっと気になる点があると思いませんか?
・搭乗口に向かい振り返った拓巳の顔が、整形前の拓巳の顔になる
・「里香の命日にまた帰ってきます」と言い残す
・それを見た牧村の表情が、これから拓巳がしようとしている事を理解したように見える
ここでもしかしたら拓巳の復讐劇はまだ終わっていないのかもしれないと感じた方もいたのではないでしょうか。
拓巳の「海外で整形説」という声がありました。
再び整形する顔は「戸田丈」。
戸田丈は組長橘(岩城滉一)の義理の息子で母親を仙堂に殺された男です。
映画のエンドロールが始まってすぐ病院のシーンになり、仙堂をナイフで襲った男です。
ラストシーンを見て再びあれ?
何か違和感を感じたんです。
その違和感を考えてみると、映画前半に登場していた戸田丈の立ち振る舞いとラストシーンで仙堂を襲った時の戸田丈の俊敏な迷いのない動作がまるで同じ人物には思えないという違和感でした。
前半の戸田丈は、曾根崎のサイン会襲撃も義父である組長に言われて襲撃してる感じもありますし、実際サイン会の襲撃も失敗して相当慌てていましたよね。
事前に警察が入手した戸田丈が鉄砲玉をやらされるという情報も本人が垂れ込んだのでは?という感じがしました。
そんなちょっと小心者の戸田丈が、ラストシーンでは表情も動きにも1mmの迷いが感じられずまるで別人のようです。
そう!別人だったのではないでしょうか?
ラストシーンの戸田丈は、海外で戸田丈の顔に整形してきた拓巳なのでは!?
ちょっと想像が過ぎるかもしれませんが、そうだったと考えるとまた一層拓巳の心の闇の深さが心に重くのしかかる結末になります。
まとめ
22年目の告白は話の展開がテンポ良くストーリーや構成もとても面白かったです。
なにより役者の演技力が迫力ありすぎて引き込まれてしまいます。
ただテーマが重くて暗い。
時効が過ぎた殺人犯を目の前にした遺族に救いの道はあるのか?
法律で裁けない者はジャーナリズムで裁くと言った仲村トオルはカッコ良かったのに…。
残虐な想像をかき立てるシーンも多いです。
すべてが解決した後の衝撃のラストシーンでまたもやっと感じる疑問や違和感に支配される作品でしたのでイヤミスが好きな方にオススメです。
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