成人式や結婚式などで着物を着ると華やかになりますね。
でも最近では自分で着付けができる人も少なくなり、多くの方が着物を着せてもらっています。
慣れない着物を着ると思いもしない着崩れが起こったりします。
胸元が徐々に開いていったり帯が下がっていったりすると着崩れが気になって式に集中できませんよね。
着物の着方を知っている方なら自分でさっと補正したりできますが、着物を着せてもらった方はどこをどうしたら良いのかまったく分からないと思います。
今回はそんな方に向けた帯が下がる時の補正のやり方(応急処置)をご紹介します。
帯が下がる時の補正のやり方
一番簡単な補正のやり方は着物(浴衣)と帯の間にハンドタオルなどを挟んで帯が下がるのを食い止める方法です。
帯の結び方が分からない方は自分で結び直すという事ができませんのでタオルなどを挟んでずれるのを防ぎましょう。
帯の異変に気づいたら帯の位置が大きく変わる前になるべく早めの対処しましょう。
あまりに大きく帯が落ちるようであればどなたか着付けができる方を探して結び直してもらってください。
胸元(襟元)の着崩れの補正のやり方
帯が下がってくると胸元もゆるくなってきます。
胸元(襟元)のゆるみを直す時は、着物の脇の下の開いている部分(身八つ口)から手を入れて衿を引っ張ります。
その後前側の帯の下から出ている折り畳んだ部分(おはしょり)を引っ張ると胸元が締まります。
背中の着崩れの補正のやり方
背中部分が着崩れてきたら、背中部分の帯の下から出ている折り畳んだ部分(おはしょり)を引っ張るとゆるみがなくなり綺麗になります。
着崩れが進まないようにする方法
タオルで着崩れを止めたり胸元の着崩れを直してもその後の所作でまた着崩れてくることがあります。
着崩れをしない所作は
・内股にして歩幅を狭くしてすり足で歩く
・できる限り腕を肩よりも上にあげない
・なるべく上半身をひねらない
・背筋を伸ばす
このように動きを大きくしない事で着崩れを防ぐことができます。
おしとやかに行動しましょうね。
まとめ
帯が下がる時の補正のやり方と胸元と背中部分の着崩れの補正の仕方をご紹介しました。
帯が下がる時はすぐにハンドタオルなどを着物と帯の間に挟んで落ちるのを食い止めましょう。
胸元や背中も身八つ口やおはしょりを引っ張るとピシッときまります。
後はおしとやかに小さく動くと着崩れがなくなります。
着崩れしそうになったら早めに処理するようにしましょう。
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