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地獄の井戸は京都にもある?地獄の入口と出口(黄泉がえりの井戸)の場所

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イエメンの地獄の井戸、バラフートの井戸に調査員が降り立ったとニュースがありますが、京都にも地獄の井戸があるのはご存じですか?

 

実は京都に地獄への入り口と出口となる井戸が存在すると言われているんです。

 

地獄の井戸と言われるようになった理由と場所を調べてみました。

 

 

地獄の井戸 京都にある地獄の入り口

京都にある地獄の井戸(地獄の入口)があるお寺は、京都東山区の六道珍皇寺です。

 

六道珍皇寺は平安初期の宮廷官人であった小野篁(おののたかむら)を祀っているお寺。

 

小野篁は夜になると地獄へ行って閻魔大王に使えていたと言われていて、その時の入り口となった井戸が六道珍皇寺にある井戸なんです。

 

小野篁卿「冥途通いの井戸」と名付けられています。

 

 

六道珍皇寺の前はあの世とこの世の境界であることを示す「六道の辻」の石碑があります。

 

六道とは地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道の六種の冥界のこと。

 

閻魔様に裁かれ、各冥界で輪廻転生をするといわれています。

 

境内には魂を迎えるための迎え鐘もあります。

 

この鐘の音は十万億土の冥界まで届き、亡者の魂を呼び寄せるんだとか。

 

ご先祖様が黄泉がえりの井戸からこの世に戻ってくることが出来るそうです。

 

 

【六道珍皇寺】
住所:京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町595

 

 

 

 

 

 

 

地獄の井戸 京都にある地獄の出口

地獄からの出口である井戸があるのは、入り口の井戸がある六道珍皇寺に隣接する旧境内にあります。

 

地獄の出口は「黄泉がえりの井戸」と呼ばれています。

 

井戸の中には「輪廻転生」と書かれた、穴の開いた丸い石が置かれているそうです。

 

※黄泉がえりの井戸は撮影禁止です。

 

 

 

 

 

 

小野篁(おののたかむら)ってどんな人?

小野篁は勅撰集に12首も選ばれる名歌人であり、漢詩は「日本の白楽天」と呼ばれるほどの天才だったといわれています。

 

身長は六尺二寸(約188センチ)と大きく、剣術や武芸に秀でていたようです。

 

 

母親の霊に会いたくて井戸から地獄へ向かったのですが、見つけた母は餓鬼道で苦しんでいました。

 

そんな母親を閻魔大王に直談判して救いだします。

 

それがきっかけで小野篁は、昼間は朝廷に出仕し、夜はこの井戸から地獄に向かい、閻魔庁で閻魔さまの補佐をしていたといわれています。

 

 

まとめ

あの世とこの世を結ぶといわれる六道珍皇寺。

 

六道珍皇寺入り口の「六道の辻」あたりからもうゾクゾクしてきそうですよね。

 

六道珍皇寺には閻魔様と小野篁の木像もあり、壁にあいた穴からのぞき見ることができます。

 

京都に行ったら是非訪れてみてくださいね。

 

 

 

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