紅つるぎりんごは、農研機構が約30年かけて育成した新品種で、糖度が高く、酸味とのバランスも絶妙な中生りんご。
コンパクトな樹姿で栽培しやすく、スマート農機にも適した次世代型の品種として注目されています。
この記事では、紅つるぎりんごの特徴や直売所情報、価格の目安を調べてみました。
紅つるぎりんごとは?特徴を紹介
【#農研機構プレスリリース 🍎2024年6月11日】
農研機構は、食味に優れ、樹姿がコンパクトな(カラムナー性)リンゴ新品種「紅つるぎ」を、約30年かけて育成しました。
この樹姿は枝が横に広がらないため、栽培の省力化、スマート農機への高い適性が見込まれます。https://t.co/AmIi83OV5m pic.twitter.com/a0UfCfLYwx
— 農研機構 (@NARO_JP) June 11, 2024
紅つるぎりんごは、農研機構が長年かけて開発した、注目の新品種です。
最大の特徴は、コンパクトな樹姿(カラムナー性)。
枝が横に広がらず、まっすぐ上に伸びるため、狭いスペースでも栽培しやすく、スマート農機との相性も抜群です。
こんなりんごの栽培は見たことないです。
味の面でも魅力たっぷり。
果肉はしっかりとした食感で、甘さと酸味のバランスが絶妙。
さらに面白いのが、食べる場所によって味わいが少しずつ違うこと。
一口ごとに変化が感じられるので、食べていて飽きがこない!
果皮は濃い赤色で見た目も美しく、食卓に並べるだけで華やかになりそうです。
柄が短く、枝にぴったりと実がつく姿も特徴的。
ただし、玉回しが難しいため、色づきにムラが出ることもありますが、それも自然な個性として楽しめます。
紅つるぎは、見た目・味・栽培のしやすさを兼ね備えた、これからのりんごの新しいスタンダードになりそうな品種です。
紅つるぎりんごの直売どこで買える?
紅つるぎりんごは、農研機構が約30年かけて育成した新品種で、2025年7月に品種登録されたばかりの、まさに“生まれたて”のりんごです。
現在は岩手県の試験場で少量が生産されており、ごくわずかですが市場に出回り始めた段階のようです。
紅つるぎを初め、農研が育成した品種は種苗管理が厳格。誰も食べたことがないような品種だったので出回らないかと思ったら岩手の試験場で生産された物が入荷してた
ただ、今日市場の人に確認したら昨日はあったけどもうどこかが持って行っちゃったとのこと https://t.co/e4HECKXJdz
— はたんきょ一 (@hatankyo1) October 18, 2025
まだ苗木の提供も始まっておらず、地域の農園やJA直売所、観光農園では一般販売は行われていません。
今のところ紅つるぎを手に入れるには、試験栽培を行っている岩手県の研究機関や関係者向けの限定流通に頼るしかないのが現状のようです。
とはいえ、通常、新品種のりんごはまず産地のJA直売所や農園、観光農園を通じて販売が始まるため、今後の展開に期待が高まります。
紅つるぎの収穫時期は10月中旬〜11月上旬ごろとされており、今後その時期に合わせて直売所を訪れることで、運が良ければ新鮮な紅つるぎに出会えるかもしれません。
今はまだ“幻のりんご”のような存在ですが、これからの広がりが楽しみな品種です。
紅つるぎりんごの価格は?
紅つるぎりんごは、2025年に品種登録されたばかりの新品種で、現在は岩手県の試験場で少量が生産されている段階です。
そのため、市場に出回っている数は非常に限られています。
現時点で流通しているものは、試験販売や研究機関からの限定出荷が中心で、一般的な価格帯は明確ではありません。
ただし、他の高糖度・新品種のりんごの相場を参考にすると、1玉あたり300〜500円前後、贈答用では1,000円を超えることもあると予想されます。
サイズは中玉〜やや小ぶりで、しっかりとした食感と甘酸のバランスが特徴。
果肉の場所によって風味が少しずつ違うので、丸ごと食べながら味の変化を楽しみたいですね。
今後、苗木の提供が始まり栽培が広がれば、直売所や通販での価格も安定し、サイズや用途に応じたラインナップが登場する可能性が高いです。
希少な今だからこそ、見かけたらぜひ味わってみたい一品です。
まとめ
紅つるぎりんごは、2025年に品種登録されたばかりの新品種で、現在は市場ではほとんど見かけることがない希少な存在です。
甘さと酸味のバランスが良く、食感もしっかり。今後は苗木の提供が進み、直売所や通販での取り扱いも増える見込みです。
希少な今こそ、出会えたらラッキーなりんご!
今後の流通が楽しみです。
