「良いお年をお迎えください」と言われたとき、どう返すのが正解?
毎年のことなのに迷ってしまう…
そんな人のために、ビジネスやカジュアルな場面での自然な返し方を解説します。
「良いお年をお迎えください」ビジネスシーンでの返事例
年末のごあいさつとしてよく使われる「良いお年をお迎えください」。
ビジネスの場でも頻繁に交わされる言葉ですが、いざ言われると「どう返せばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、相手や場面によっては、もう少し気の利いた言い回しをしたいと感じることもありますよね。
ここでは、上司や同僚、お客様など、さまざまなシチュエーションに合わせた自然な返し方をご紹介します。
■ 上司に言われたとき
ポイント: 丁寧さと感謝の気持ちを込めて返すのが基本です。
例文:
・「ありがとうございます。〇〇部長も、どうぞ良いお年をお迎えください」
・「本年は大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください」
■ 上司に自分から言うとき
ポイント: 年末のごあいさつとして、失礼のないよう丁寧に伝えましょう。
例文:
・「本年も大変お世話になりました。来年もご指導のほど、よろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください」
・「今年一年ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えくださいませ」
■ 同僚・後輩に言われたとき
ポイント: かしこまりすぎず、親しみを込めて返すと自然です。
例文:
・「ありがとう!〇〇さんも良いお年を!」
・「こちらこそ、来年もよろしくお願いします。良いお年を!」
■ お客様・取引先に言われたとき
ポイント: 丁寧な言葉遣いを心がけ、感謝と敬意を伝えましょう。
例文:
・「ありがとうございます。〇〇様も、どうぞ良いお年をお迎えください」
・「本年は大変お世話になりました。来年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎えください」
どの場面でも大切なのは、相手への感謝と新年への気遣いを込めることです。
形式にとらわれすぎず、心のこもった言葉で、気持ちよく年末のごあいさつを交わしましょう。
カジュアルな場面での言い換えやアレンジ
「良いお年をお迎えください」は丁寧でフォーマルな表現ですが、友人や家族、SNSなどカジュアルな場面では、もう少しくだけた言い方にアレンジしても大丈夫です。
たとえば、「良いお年を!」と短く言い切るだけでも十分気持ちは伝わりますし、「よいお年を〜!」と語尾をのばすだけで、やわらかく親しみやすい印象になります。
他にも、「来年もよろしくね!よいお年を!」や「風邪ひかないようにね、よいお年を!」といったように、一言添えるだけでグッと温かみが増します。
LINEやSNSでは、絵文字やスタンプを使って気軽に伝えるのもおすすめです。
たとえば、「良いお年を🎍」「また来年〜!🐰」など、干支や季節感のある絵文字を添えると、年末らしい雰囲気が出ますよ。
大切なのは、相手との関係性に合った言葉選びをすること。
かしこまりすぎず、でも気持ちはしっかり伝える。
そんなバランスを意識すると、自然で心地よい年末のごあいさつになります。
間違いやすい使い方・注意点
「良いお年をお迎えください」は便利な年末のあいさつですが、使い方を間違えるとちょっと気まずくなることもあります。
まず一番の注意点は、年が明けた後には使わないこと。
新年を迎えた後は「明けましておめでとうございます」が正しい表現です。
うっかり1月1日以降に「良いお年を」と言ってしまうと、「まだ年越してないの?」とツッコまれてしまうかも。
また、年内にもう一度会う予定がある相手には使わない方が自然です。
「良いお年を」は「次に会うのは来年ですね」というニュアンスを含んでいるため、翌日また顔を合わせる相手に使うと違和感があります。
そういった場合は「今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします」といった表現が適しています。
さらに、ビジネスメールなどで「良いお年をお迎えくださいませ」と書くと、少し過剰に感じられることもあるため、相手との関係性に応じて言葉の丁寧さを調整することも大切です。
形式にとらわれすぎず、タイミングと相手との距離感を意識することが、自然で好印象な年末のあいさつにつながります。
まとめ
「良いお年をお迎えください」は、年末の大切なあいさつのひとつです。
ビジネスでもプライベートでも、相手や場面に合わせた言葉選びが大切。
使うタイミングや返し方、言い換え表現を知っておくことで、年末のごあいさつがよりスムーズで心のこもったものになります。
マナーを押さえつつ、自分らしい言葉で気持ちを伝えて、気持ちよく一年を締めくくりましょうね。
