銭湯で描かれている絵といえば富士山ですね。
では銭湯の絵としてタブーな絵があるのは知っていますか?
銭湯の絵として好まれない・書いてはいけない絵とその理由をご紹介します。
銭湯の絵でタブーなのは?
銭湯の絵でタブーとされているのは
「夕日」「猿」「紅葉」の3つです。
理由は、
夕日:(景気が)落ちる、家業が沈む。
猿:(客が)去る。
紅葉:葉が赤くなり散る、落ちる。
商売に不向きな言葉を連想させるからなんです。
銭湯も商売ですので商売繁盛の縁起を担ぎたいですからね。
富士山は夕日ではなく朝日に照らされた構造が多く、紅葉ではなく一年中葉が落ちない松の木が描かれていることが多いです。
朝日を浴びた富士山は神々しく「黄金富士」と「赤富士」として人気なのですが、「赤富士」がタブーだという見解もあります。
赤富士に限らず、赤いものは火事や赤字を連想させるので好まれないようです。
銭湯の絵はいつから始まった?
日本で初めて銭湯の壁に絵を描いたのは、東京神田猿楽町にあった「キカイ湯」さん。
大正元年(1912年)にキカイ湯の主人が、画家の川越広四郎に壁画を依頼したのが始まりです。
この戦闘の絵がが評判となり、これに倣う銭湯が続出し、銭湯といえばペンキ絵という観念を生じるに至った、というのが定説のようです。
銭湯の絵はなぜ富士山?
NHKのチコちゃん曰く、最初に「キカイ湯」の銭湯の絵を描いた画家の川越広四郎が静岡県の生まれだったから、なんだとか。
その他には、
・誰が見ても富士山だと分かるから
・日本の象徴で縁起物だから
のようです。
特に人気があるのは「西伊豆」「三保の松原」「富士五湖」です。
まとめ
銭湯の絵でタブーなのは「夕日・猿・紅葉」でした。
最近では、スカイツリーや海外の山湖などもあるんですよ。
昔ながらの銭湯はなかなか見かけなくなってきましたが、見つけたら是非入ってみてくださいね。
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