神棚の扉は開けっぱなしにしておくか閉めておくか、又は半開きにしておくのか?
どれが正解か知っていますか?
実家の神棚は常に扉を閉めているけど、嫁いだ先ではいつも扉が開けっ放しなんてこともあり、どちらが正しいのか迷ってしまいますよね。
神棚の扉は開けておくのか閉めておくのか、どうするのが正解なのか調べてみました。
神棚の扉は開けっ放し?閉めておく?
神棚の扉を開けっぱなしにしておくか閉めておくか、又は半開きにするとかという事に決まりはありません。
・ずっと開けっ放しにしている
・朝扉を開けて夜閉める
という方もいますが、
一般的には「神棚の扉は普段は閉めておく」
というところが多いようです。
神社でも普段は扉を閉めていて大きなお祭りの時などに扉を開けることが多いので、それにならい各家でも神棚の扉を開けるのは特別な日だけとしている方が多いようです。
特別な日というのは、例えばお正月や結婚式や神社のお祭りの時などです。
これも特に決まりはありませんので、神棚の扉を開ける行事や何日開けておくか期間など、各ご家庭ごと様々です。
大掃除の時やお札を交換する時だけしか開けない方もいます。
地域によっても考えが異なり、開けておくのが基本の地域もありますし、半開きにしておく地域もあります。
御神札をいただいた神社に確認するのが良いですね。
神棚とは?
神棚とは神道(しんとう)の神様を祀る棚です。
神道は日本古来の宗教で見の周りにある様々なものに神を見出す多神教です。
日本神話でも多くの神様が登場し、天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめ「八百万の神様」などと表現されますね。
「トイレの神様」という歌がありますが、トイレにも台所にも神様が存在しますし、木や石など身の回りにある一つ一つに神様が宿っていると考えられています。
神棚にはお米・お水・お酒・塩・榊などを供え、いつも守ってくださる神様に感謝の意を伝えます。
新年を迎える際には、しめ縄・門松・鏡餅をお供えします。
神棚の扉の中は?
神棚の扉の中には、神社でいただいた御神札(ごしんさつ)やお札を入れてお祀りします。
御神札の表面にはご祭神(お祀りされている神様の名前)や神社の名前が書かれています。
御神札は多くが紙製ですが、木製や金属製の御神札もあります。
御神札はいつ交換する?
御神札は一度授けていただくとずっと使えるものではありません。
1年程度で御神札の力が弱まり御利益がなくなると言われていますので毎年交換します。
交換時期に決まりはありませんが、年末年始に交換する方が多いようです。
御神札の処分(捨て方)
基本的に御神札はいただいた神社にお返しします。
・古神札納め所(ふるふだおさめじょ)にお返しする
・お焚き上げで処分していただく
・いただいた神社にお返しできない時は近くの神社で処分していただく
※同じ宗派か確認します。違う宗派だと失礼にあたります。
・いただいた神社に郵送する(お焚き上げ希望と記載する)
※郵送を受け付けているか電話で確認するのが望ましいです。
・どんど焼きで処分する
・自宅で処分する(燃えるゴミ)
※塩で清める
・箱に詰めて郵送するとお焚き上げしていただけるサービスもあります。
まとめ
神棚の扉を開けっぱなしにしておくか閉めておくか、又は半開きにするとかという事に決まりはないことがわかりました。
地域や宗派によっても違いますし、各ご家庭で代々受け継がれているお祀りの方法もあります。
正解がないのが正解です。
大事なのは神様を大切にお祀りする気持ちですね。
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