土用の丑の日というとうなぎを食べよう!ということは皆さん知っていると思いますが、「してはいけないこと」があるのは知っていますか?
土用の丑の日には「土」に関係するようなことはしない方が良いとされています。
どういう事なのか具体的に見ていきましょう。
2022年土用の丑の日はいつ?
土用の丑の日はうなぎを食べよう!と言われるのは夏の土用の丑の日。
実は土用は年に4回もあるんです。
2022年は
冬の土用:1月17日~2月3日
春の土用:4月17日~5月4日
夏の土用:7月20日~8月6日
秋の土用:10月20日~11月6日
です。
うなぎを食べよう!といわれる夏の土用の丑の日ですが、
2002年は7月23日(土)と8月4日(木)の2回です。
土用の丑の日にしない方が良いこと
土いじり・草むしり・地鎮祭・増改築など
土に関することをすると土を司る土公神という神様が怒ると言われています。
土用の期間には土公神は土の中でゆっくりされているので、土いじりをされると怒ってしまうんだそうです。
ただ地鎮祭や増改築は土用の丑の期間を避けることはできても、土いじりや草むしりはずっと放っておくのは厳しいですよね。
夏の期間は草が生え放題になってしまい生活に支障がでてきます。
そんな時は「間日(まび)」を利用しましょう。
間日の間は土公神は土から出て天上界に行っているので土をいじっても大丈夫だとされています。
面白いですね。
2021年の間日は
冬の土用の間日:1/25・1/26・1/28
春の土用の間日:4/22・4/23・4/26・5/4
夏の土用の間日:7/25・7/26・7/30・8/6
秋の土用の間日:10/21・10/23・10/25・11/2・11/4・11/6
草むしりをするならこの日にするといいでしょう。
また、増改築なども土用の丑の日前からすでにしていることは中断する必要はありません。
就職や転職・結納や結婚・開業や開店など
土用には新しいことを始めるのも避けたほうがいいです。
土用は季節の変わり目ですので体調を崩しやすい時期です。
昔は医療体制が不充分でしたので季節の変わり目はおとなしくしておこう、と考えられたようです。
引っ越しや旅行
土用の期間はどの方向の旅行や引っ越しも避けるべきと考えられています。
土用はなぜ注意なの?
先にも書いたように、土用は季節の変わり目で体調を崩す方が多くなる時期であると同時に、 土用は「土の気」と言われ、「物事の終わりと始まり」や「破壊と再生」という性質があると言われています。
土用の間は地上には「土の気」が満ちており、色々なことが不安定になるのです。
ですので慎重に過ごすように、という意味で色々な制限があるようです。


土用にしたら良いこと
衣替え
ちょうど季節の変わり目に当たりますので部屋の掃除や衣替えをするのは良いとされています。
「土用の虫干し」という言葉もあります。
夏の土用にはカビや虫から守るために洋服や本を陰干しして湿気を取ると良いと言われています。
部屋の掃除や模様替え
次の季節を迎える準備をするという意味で大掃除をしたり季節に合うように模様替えをするのが良いとされています。
「う」のつく食べ物を食べる
土用には「う」のつく食べ物を食べると良いと言われています。
代表がうなぎですよね。
その他にもうどん、梅干し、きゅうり(うり)があります。
夏の土用には暑気中り(しょきあたり)をしないように土用餅を食べる習慣もあります。
お餅を食べて力をつけ、小豆は厄払いの意味があります。
最近はオリジナルのうのつく食べ物を食べる楽しみ方もありますね。
頭にうのつく夏バテにうってつけな食べ物といえばやっぱりコレよね pic.twitter.com/EV3PWgD974
— にせ (@nise_learn) July 22, 2013
#うのつく食べ物
— やぎ (@matunyao11) July 30, 2019
宇都宮餃子 pic.twitter.com/qPtCslJQpJ
土公神 何と読む?
「どこうじん」「どこうしん」「どくじん」「どくうじん」
親しみも込めて色々な呼び名で呼ばれているようです。
まとめ
土用の丑の日にしてはいけないことがあったなんて驚きですね。
でもしてしまったからといって何か悪いことが起きるという事ではありませんので必要以上に恐れることはないようです。
日本人が大切にしている昔からの習慣には先人の知識があります。
体調を崩しやすい土用の丑の日には栄養のあるものを食べてゆっくり過ごしましょう。
土用の丑の日ではありませんが、毎年父の日はうなぎを贈っています。
両親は大喜びです!うなぎ屋かわすいさんは美味しいですよ♪
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