冬の風物詩でもあるみかんですが、みなさんは皮までしっかりと頂いていますか?
実はみかんの皮、とっても栄養があって、捨ててしまってはもったいないのですよ。
とはいっても皮をそのまま食べるのは苦くて好まない方が多いですよね。
今日はそんなみかんの皮の栄養と食べ方についてご紹介していきます。
みかんの皮の栄養はこれだけすごい!
ビタミンC
ビタミンCは体の細胞と細胞を結びつけるたんぱく質のコラーゲンをつくるのに不可欠です。
皮膚や粘膜の健康を維持したり、抗酸化作用があります。
果物、野菜、いも類に含まれていますが、水溶性のビタミンのため、熱や水に弱いです。
美肌効果にはもちろん、ストレスやたばこを吸う人、免疫力が弱まっている人は積極的に摂りたい栄養成分です。
ヘスペリジン(ビタミンP)(ポリフェノール)
ポリフェノールの一種であるビタミンPです。
そしてヘスペリジンはビタミンPの一種です。
毛細血管の強化や血流を良くするので、ビタミンCの消耗を防ぎながら毛細血管を細菌やウイルスから守り、血中コレステロール値の低下を期待することができます。
高血圧や脳出血を予防する効果も。
ペクチン
野菜や果物に含まれている食物繊維の一種です。
整腸作用があるので、便秘や下痢を防ぐなど腸の負担を減らします。
そしてコレステロールや糖分、なかでも悪玉と呼ばれるLDLの吸収を抑えます。
動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病にも効果的であるといわれています。
β-クリプトキサンチン
これはカロテノイドの一種です。
カロテノイドとは黄色、橙色、赤色などに見せる天然色素のことです。
みかんの色はこのβ-クリプトキサンチンのおかげです。
抗酸化能力が非常に高く老化を防ぐほか、ヒアルロン酸を増やしてくれるので美容に効果的です。
とくにこのβ-クリプトキサンチンは普通のカロテノイドのなかでも、体内の蓄積期間が長く、抗酸化力も高いので効果をより期待することができます。
また血糖値を正常に保つ働きがあるので、糖尿病を防いだり、メタボ予防に効果的です。
ただし、お酒を飲んだり喫煙するとβ-クリプトキサンチンの量が減ることがわかっているので、なるべく同時に摂取しないようにしましょう。
カリウム
最近ではむくみをとるためにカリウムのサプリメントを摂取する若い女性が増えていますが、カリウムは体内にある過剰な塩分を排出することで水を溜め込まないようにする作用をもっています。
クエン酸
とくにスポーツをやる方には欠かせないクエン酸です。
疲労回復が期待できるほか、摂取することで体臭予防の効果もあります。
テレピン油
血中コレステロールを制御してくれます。
みかんの皮の効果効能
みかんの皮に含まれる栄養成分を並べて、その成分についておおまかに説明はしていきましたが、栄養満点すぎて老若男女だれもが求める逸材ですね。
そういえば風邪をひいたら、丸ごと焼いたみかんを食べろと言われたことがあるのですが、それはみかんに栄養がこれほどたくさん入っているからでしょう。
さらにみかんの皮はここで挙げていた成分以外にもたくさんの栄養を含んでいます。
次にみかんの皮にはどのような効果・効能があるのか見ていきましょう。
美肌効果
ビタミンC=美肌というぐらい、ビタミンCには美肌効果があります。
実の3倍の量ビタミンCが含まれているといわれていますが、抗酸化作用を持っているので、シミや肌のはり、メラニン色素の沈着を防いでシミができにくい肌にしてくれます。
そしてヘスペリジンとビタミンCの相性はとても良く、吸収率をあげることができます。
胃腸の調整
最近では「腸活」が流行るほど、腸の正常な働きを促すことがどれほど健康にいいか示されています。
吹き出物に悩む女性のほとんどがこの腸に問題があるとされていて、排便を促すことで腸をきれいに保つといいとされています。
また整腸されると免疫力もあがるので、風邪がひきにくくなったり、アレルギー反応がでにくくなったりします。
冷え性の改善
体を温めるために有効的な食べ物というとショウガが思い浮かびますが、ショウガに続きみかんも体を温める代表的な食べ物です。
みかんに含まれるヘスペリジンを摂取することで、血管を太くし血流を良くすることができます。
女性の4分の3人が冷え性である我が国では積極的に取り入れたい栄養ですね。
実際にヘスペリジンを摂取することで、末梢の血流がよくなるので、手足の冷えが軽減されたという結果も出ています。
かぜ予防や改善
みかんの皮を食べることによって、喉の痛みを軽減させたり、咳を止める作用があるといわれています。
みかんの皮はどうやって食べるとおいしい?
みかんの皮にはたくさんの栄養成分が含まれており、捨てたらもったいないということがわかりましたが、いったいどのようにして食べるのでしょうか。
なにも調理せずには食べられないですよね。
ここではみかんの皮の食べ方についてご紹介します。
陳皮(ちんぴ)
陳皮とは中国に伝わるみかんの皮を使用した薬膳のことです。
ふつう果肉は体を冷やす作用を持っていますが、陳皮は体を温めることができます。
つくり方は、みかんの皮をしっかりと洗ったあと、いつも通りみかんを食べて皮は捨てずにとっておきます。
その皮を細長く切り、ざるやバットの上にキッチンペーパーをひいて天日干しします。
ヒーターやストーブの近くで干すと早く仕上がるので、もしある方はヒーターやストーブの近くで干して作業時間を短縮させましょう。
普通に天日干しする場合はだいたい1週間干すと、みかんの皮が干す前の半分ぐらいの面積になります。
これをふた付きの容器に防湿材とともにいれると出来上がります。
出来上がった陳皮は、調味料としても使えますし、陳皮茶として頂くのもおいしいのでおすすめです。
作るのが面倒な方、売ってますよ( *´艸`)
ジャムにする
食パンにぬるととってもおいしいマーマレードを残った皮でつくってしまいましょう。
つくり方は、食べ終わったみかんの皮を細かく刻みます。
細かく刻んだみかんの皮を弱火にかけ、砂糖と水を数回にわけて加えていきます。
ふにゃふにゃになってきたら出来上がりです。
おにぎり
こちらはNHK総合テレビ「サラメシ」で放送され、人気となったおにぎりです。
材料は、みかんの皮、かつお節、しょうゆおおさじ1、オリーブオイル小さじ1です。
まずはみかんの皮をみじんぎりにしていきます。
みじんぎりしたみかんの皮とその他の材料っと温かいご飯0.5合を混ぜ合わせます。
これで出来上がりです。
和とイタリアンの調和が絶妙で、一度食べるとやみつきになる料理です。
ピール
材料はみかんの皮、砂糖またはグラニュー糖をみかんの皮と同じ量、グラニュー糖をみかんの皮と同じ量準備します。
ピールを作るときは、白い中果皮はむいてしまった方が苦みが抑えられるかと思います。
なので、手順としては白い皮をスプーンでむいて細長く切り、水に1時間つけておきます。
1時間経ったら、鍋に移して砂糖またはグラニュー糖を加えて弱火にかけます。
徐々に水分が減っていくので、まだ水分がちょっと残るぐらいで火を止め、みかんの皮をクッキングシートに並べていきます。
時間をおきある程度乾燥したら最後にグラニュー糖をかけます。
このピールは大人のお酒のおつまみにも向いてますし、子供のおやつにも喜ばれますよ。
調理の注意点ですが、みかんの皮と砂糖を鍋で煮込んでいるとき焦げやすいので、ゆっくりと混ぜるようにしてください。
美味しいピールあります!刻んで焼き菓子に混ぜたりヨーグルトのトッピングにも合いますよ♪
みかんの皮を食べるときの注意点
4つの調理法をご紹介しましたが、どれを調理する際も気を付けてほしいのが、農薬をしっかりと落とすことです。
皮には多くの農薬が含まれているので、みかんの皮を食べる際はできるだけ無農薬のみかんを使用するか、農薬を落とすまでしっかりと洗うようにしましょう。
みかんの皮の食べること以外での活用法
みかんの皮を使った料理はさきほどご紹介していきましたが、食べる以外にもみかんの皮を活用することができるんです。
それはみかんの皮を入浴剤として使う方法です。
みかんの皮をよく洗い、ちぎっていきます。
それを1週間から2週間天日干しし、お風呂にいれます。
お風呂にいれるときは洗濯ネットを使うと皮がばらばらにならないし手軽に入手できるのでおすすめです。
みかんの皮を入浴剤として使うと、リモネンという保温効果があったり、美肌効果、アロマ効果、クエン酸による体臭予防などの効果を得ることができます。
皮を食べることに抵抗がある方はこのような使い方をするのもおすすめです。
みかんを食べすぎると肌が黄色くなるって本当?
みかんをたくさん食べると黄色くなっちゃうよ!なんて言われたことはありませんか?
私はずっと迷信だと思って信じていなかったのですが、調べてみるとなんとこれ病気の一種なので、現実的にありえる話なのです。
名前は柑皮症といい、みかんなどの柑橘類に含まれるカロテンという色素が皮膚の表面や皮下脂肪組織に付着することで、顔や体が黄色くなります。
カロテンの摂取を控えれば自然と治りますが、みかんの食べすぎには気を付けるようにしましょう。
まとめ
いつもは捨ててしまうみかんの皮ですが、こんなにもたくさんの栄養が含まれているんですね。
レシピも簡単なものばかりなので、ぜひ一度試してみてください。
農薬・防腐剤を一切使用していない愛媛みかんです。
不揃いや小さい傷がありますのでお安くなっています。
とっても美味しいですよ!
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