毎日のお弁当作りは大変ですよね。
私も朝は何かと忙しく、どうしても適当になりがちです。
前日にある程度用意していれば、かなり楽になるのではないでしょうか。
お弁当を前日に準備するのに適した方法を紹介します。
お弁当を前日夜に詰めるメリット
前日の夜お弁当を作る一番のメリットは「朝が楽になる」ということでしょう。
仕事に子育てに…と忙しい人にとって、朝はまさに戦場ですので、少しでも余裕をプラスできるのは、本当にありがたいです。
また、前日夜の残り物を有効に活用することができますので、無駄も減らせますよ。
お弁当に入れたいけれど、朝作るには手間がかかって敬遠してしまうものもチャレンジしやすいです。
ネット上での意見を見ると、お酒のつまみを作るときに、一緒にお弁当のおかずを作ってしまうという意見が多くありました。
明日のお弁当~。
— ARISA (@arisa723) May 7, 2016
(朝起きれないから夜詰める派)
詰めかたと撮りかた、まだまだ。
インスタ見てお勉強しよ( ∵ )#わっぱ弁当 pic.twitter.com/Aom8HwchXD
お弁当を前日夜に詰めるデメリット
前日にお弁当を作ってしまうことのデメリットは、やはり「鮮度」ではないでしょうか。
特に夏場は、朝作っても昼の時点で、すでに傷みが生じていることもあるくらいです。
前日となると、さらに心配ですよね。
また、料理は出来立てが一番おいしいというものも多いでしょう。
冷めてしまうと風味や食感が変化し、そのおいしさが半減してしまうことがあります。
水分が飛んで、ご飯もおかずのぱさぱさになってしまうのです。
傷みにくく、時間が経ってもおいしく食べられる食材を選択したり、調理法を工夫したりする必要があります。
お弁当を前日夜に作るコツ
お弁当を夜に準備する場合は、何より「傷みにくい」を重視しましょう。
濃いめの味付けは、冷めた状態で食べてもしっかり味を感じることができます。
これはお弁当を作る時間に関係なく、「冷めてもおいしいお弁当」の基本です。
しかも、味をしっかりつけることで、雑菌の繁殖も抑えられるのだとか。
防腐効果があるといわれている食材も、積極的に取り入れましょう。
- 梅干し
- お酢
- 生姜
- 大葉
この辺りは食欲増進にもなりますし、夏は多く使います。
見た目も華やかになりますよね。
前日の夕食を少し多めに作って、お弁当に入れる方法が一番楽です。
揚げ物や味の濃いものは、お弁当に向いていますので、取り入れてみましょう。
大皿で提供するようなものは、最初にお弁当用カップに取り分けておきます。
夜のおかずをそのまま使うことに抵抗がある人も意外と多いので、そこからのアレンジをするのもいいですね。
私は料理が得意ではないので、アレンジといってもかなり定番ですが、唐揚げなら甘酢餡に絡めると、脂っぽさを軽減すると同時に、パサつきも防止してくれます。
きんぴらごぼうや、ひじきの煮物など、副菜になるようなものは、カップに詰めて冷凍しておきましょう。
もう1品欲しい時や隙間を埋めたい時にさっと用意できて便利ですよ。
明日のおべんと。(朝は起きれないので夜詰める派)
— スギウラ (@maisugiura) March 22, 2020
ナムル
豆腐ハンバーグ
西京焼き
ポテサラ
ラタトゥイユ
竹の子炊き込みご飯
お弁当買いました pic.twitter.com/lwDvkgGisF
お弁当を前日夜に作るときの注意点
お弁当の食材が傷む原因の一つは「雑菌の繁殖」です。
そして、その雑菌がどこから来るかと言えば、それは「人の手」だそうです。
お弁当を詰める際は、素手で直接触れることは避け、清潔な菜箸などを使用しましょう。
当然ですが、お弁当箱もしっかり洗浄して、雑菌を残しておかないような状態にしてあることが前提です。
また、汁気の多い煮物などは傷みやすいため、お弁当には不向きとされています。
夏場は本当に危険ですので、避けるようにしましょう。
お弁当の定番である卵焼きも傷みやすく、食中毒の原因となりますので、きちんと火を通し、半熟状態は避けてください。
冷蔵庫に入れる時はおかずがある程度冷えてからがポイントです。
おかずが熱いまま冷蔵庫にいれてしまうとお弁当の内側に結露が出てしまい痛みの原因になります。
私はおかずは夜お弁当箱に詰めるのですが、ご飯は朝炊いたものを詰めるようにしています。
ご飯は一度冷蔵庫で冷やすとレンチンしないと美味しくないからです。
ご飯が温かい状態は注意が必要で、雑菌が繁殖しやすい温度に長時間さらされることになります。
また、温かい状態は水分がこもりやすく、蒸れた状態がさらに痛みやすくさせてしまいます。
ご飯を詰める時は粗熱をとり、蒸気が出ない状態になってから蓋をしめることは、絶対条件です。
前日に詰めたお弁当は朝レンチンした方がいい?
夜にお弁当を詰めた場合、朝にレンジで温め直した方がいいのでしょうか?
私の場合はおかずを温め直したりはしていません。
朝に炊きたてのご飯をつめるだけです。
私の場合は今までまったく問題はありませんでしたが、もし温め直さないと気持ちが悪いと感じる方は、プチトマトやサラダなど温めたくないものをいったん取り出してから湯気が出るまでしっかりレンジで温めると良いと思います。
それと、レンチンする方はアルミのカップを使わずシリコンカップを利用するといいですよ。
温めが足りずにぬくい状態にしてしまっては、かえって菌にとって繁殖しやすい状態になりますので温めるのであればしっかり温めてください。
でも蓋をするのはある程度冷めてからです!
温かいままだとお弁当箱の蓋に水滴がついてしまい、これもまた菌が繁殖しやすい状態ですので注意してくださいね。
冷めたご飯を美味しくする裏技
レンジがない環境だと冷たくなったご飯を食べることになりますね。
朝炊き立てを詰めれば美味しくいただけると思いますが、さらにご飯をモチモチにする裏技を紹介します。
✓水分を少し多めにして炊く
✓炊き立てのご飯に少量の油をかけて混ぜると水分の蒸発が抑えられ昼でもっちり
✓もち米を混ぜて炊く
✓鳥皮など油分多めの炊き込みご飯にする
食べる前にレンチンできるならお弁当の冷凍もアリ!
会社などで電子レンジがある場合は、夜にご飯まで詰めて持っていき食べる前に温めても美味しくいただけます。
その場合は前日夜に詰めておき、朝もクーラーバッグなどに保冷剤と一緒に入れて冷たいまま持っていき、さらに冷蔵庫があれば入れておくと一層傷みにくくなります。
またご飯まで詰めたお弁当を夜から冷凍して持っていくという方もいます。
冷凍食品も冷凍したまま詰めて自然解凍で食べれるものが増えてきましたので、レンジが使えるならまったく問題ないですよね。
食中毒の可能性はかなり低くなると思われます。
おかずは冷凍食品に良くあるような煮物や揚げ物などだと、冷凍しても美味しくいただけます。
【冷凍して自然解凍しても美味しいおかずの例】
きんぴらごぼう
かぼちゃの煮物
ハンバーグ
とんかつ
唐揚げ
ほうれん草のおひたし
ひじきの煮物
お弁当箱と調理器具もこまめに殺菌を!
お弁当の食材が傷む原因の一つは「雑菌の繁殖」ということはお伝えしましたね。
これは人間の手で触れないというだけではなく、調理器具もしっかり殺菌消毒しておくと安心です。
・お弁当箱のゴミパッキン部分や使いまわしているバランやカップ
・菜箸や一時保管のタッパーなどの調理器具
まな板などはこまめに消毒する方も多いと思いますが、意外と見落としがちなのがお弁当箱に入れる使いまわしのバランやカップなどです。
小さなカップはひだの間にカスが残っていることもありますので念入りに洗いましょうね。
機能的なお弁当箱もおすすめです!
朝炊き立てのご飯やレンジでチンしたおかずを入れればそのまま保温して温かいお弁当を食べられる保温機能のあるお弁当箱や、会社でご飯を炊いてしまう機能的なお弁当箱もありますよ!
レンジがない会社で温かいご飯を食べたいにおすすめです。
まとめ
お弁当を夜詰めることについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。
せっかくのお弁当ですから、おいしく安全に食べたいですよね。
夏場は特に食材選びや保存方法に注意し、必ず保冷材も一緒に持ち運ぶようにしましょう。
朝レンチンする時は湯気が出るくらいにしっかり温めること!
調理器具やお弁当箱などもしっかり洗ってこまめに殺菌!
また、お昼に電子レンジが使える環境である場合は、直前に温めるのがおいしく食べるポイントです。
夜お弁当を作ることが、自分のライフスタイルや昼食の環境に合っているか、しっかり検討した上で、始めてみることをおすすめします。
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