ある日米びつを開けたら見たことない虫が!!!!!
何も見なかったことにしてそっと蓋を閉じて捨ててしまいますか?
いえいえ、しっかり駆除して二度と米虫が発生しないように対処しましょう。
今発生している米虫を駆除する方法とこれから発生させないようにする予防方法をご紹介します。
お米に発生する虫の正体 どこから発生してるの?
お米に発生する3mm程度の細長い黒い虫はコクゾウムシ(穀象虫)です。
お米を砕いて餌にしています。
さらに産卵もお米の穴を開けて行います。
生活最適温度は28℃前後で、60~80%くらいの湿度を好みますので日本の夏は米虫の繁殖しやすい時期になります。
1匹のメスの産卵回数は年に3~4回で、300~400個の卵を産むと言われています。
生まれてから約1か月ほどで成虫になり、成虫の寿命は100〜200日程度です。
米虫の侵入経路として考えられるのは、購入したお米に入っていたか外から侵入した米虫が台所のお米を見つけ侵入してくるという経路です。
都会では外から米虫が侵入してくる可能性はかなり低いので買ったお米に元々ついていた可能性が高いでしょう。
米びつの中の米虫の駆除方法
お米に発生した米虫にはもちろん殺虫剤は使えません。
ベランダなどで天日干しできそうであれば、天気の良い日に新聞紙などにお米を広げて1時間ほど太陽に当てていると逃げていきます。
あまり長く天日干しするとお米が乾燥しすぎて味が落ちますので注意しましょう。
室内の米虫の駆除方法
部屋で見つけた米虫はピレスロイド系の殺虫剤を使用しましょう。
ピレスロイド系? ・・・聞きなれないですよね。
今我が家にドラッグストアで購入した「秒速ノックダウンゴキジェットプロ」というゴキブリ用の殺虫剤がありますが、有効成分を見ると
「イミプロトリン(ピレストロイド系)」
と記載されていますので、家にある殺虫剤を確認してみてください。
案外使えるものが多いかと思います。
購入する時は有効成分を確認してから買いましょう。
米虫の予防方法
米びつは綺麗に洗いましょう
新しいお米を入れる度に米びつを洗っておくと良いでしょう。
きれいに見える米びつにも卵がついているかもしれません。
必要以上に買いだめしない
お米は大量に買いだめするのではなくこまめに新しいものを購入して米虫が発生する前に食べてしまいましょう。
冷蔵庫で保管する
米虫は15度以下の環境になると行動が停止するようなので冷蔵庫で保管すると発生しなくなります。
2Lのペットボトルに移し替えると冷蔵庫で保管しやすくなります。
米びつに唐辛子を入れる
米虫は唐辛子に含まれるカプサイシンが苦手なので発生しにくくなります。
お米10kgあたり5本ほど入れておくと効果的です。
お米の中に埋めるのではなく上に置いておくだけで大丈夫です。
防虫剤を使用する
食品でも使用できる防虫剤を使用しましょう。
米虫専用も防虫剤のあります。
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密閉容器で保存する
鮮度を保ち温度・湿度の影響から守るために密閉容器は最適です。
割と安価でありますので利用すると良いですよ。
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米虫がついたお米は食べられる?
お米につく虫は人体には害はないと言われています。
少しの米虫がついていたお米であれば、味は落ちると思いますがきれいに洗えば食べられます。
米虫に食べられたお米は中が空洞になっていて洗っていると水に浮いてきますので捨ててください。
ただし大量に発生していた場合は残念ですが捨ててしまった方がいいかもしれません。
お米に穴を開けて産み付けた卵があったり人によってはアレルギーを起こすこともあるようです。
まとめ
農家さんが丹精込めて育ててくれたお米は大事に美味しく頂きたいですよね。
適切な保存方法で米虫から守り1粒も無駄にすることのないようにしましょう。
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